あひるの森について

  • HOME
  • あひるの森とは

あひるの森とは

あひるの森は、子育て共同体です。
自然の中で、のびのびと子どもを育てたい!
そんな親たちが集まって、あひるの森はスタートしました。子育ては、ひとりで向き合うと、大変なこともたくさんあるけど、
同じ想いを共有できる仲間がいれば、ずっと楽に、楽しくなるものです。
ちょっとした悩みを相談したり、ちょっとした不安を打ち明けたり
「そんなことあるある」「私もそうだったよ」そんな一言で心がぐっと軽くなる。初めは我が子のことしか目に入ってなかったのに、
気がつけば、他の子も愛おしく感じ、その気持ちに寄り添っている自分に気づく。
ワクワクしながら、時には切なく心を揺らしながら、育ちゆく子どもたちを仲間とともに見守る。

そして気づくのは、
子どもは自分で自分を創るということ。
私たち親にできることは、そのことを信じられるようになること。
そして、そういう気持ちで、子どもを見守り、サポートしていくこと。でも、それって、言葉で言うほど簡単ではありません。
だから、私たちは、みんなで一緒に子育てする、共同保育を行なっています。
日々変わりゆく子どもたちとともに、自然の中で、同じ思いを持つ仲間と一緒に生きてみる。
子どもを信じられるようになるために、まず、自分自身の気持ちと向き合ってみる。
その先に、子どもを信じて、子どもと一緒に自分を生きる道が開ける。
私たちは、それを共同保育を通して実践しています。

私たちと一緒に、森の中で、共に子育てを楽しみませんか?

あひるの毎日

子どもは今この瞬間を全力で生きています。
草いきれの匂い、雨粒のきらめき、風の音、光るカナヘビ、雨上がりの水たまり
自然の中には驚きと感動とワクワクがいっぱいです。
それを全身ですべての感覚で味わい尽くして欲しい。彼らの前に広がる「世界」は自然だけではありません。
湧き上がる自分の気持ち、ぶつかってくる相手の気持ち。
むき出しの関係の中で、自分の気持ちを見つめ、大切にしながら、相手の気持ちを考え、仲間とうまくやっていくことを自分で学んでいきます。そういう「今」をリアルに感じられる時間こそが、幼児期には大切な時間です。
今、目の前で起こっていることを感じること、今、自分の中にある気持ちと向き合えること、そのリアルな「今」が子ども自身の核を創っていきます。
いろんな体験や経験をすることよりも、「今」と向き合える時間を大切にしたいので、あひるの森では毎日の活動を重視しています。
一見同じに見える毎日が、違う刺激に満ち溢れている、そんな思いができるのは、限られた子ども時間だけ!

あひるでいきる

私たちが初めてこの手に抱いた赤ちゃんは、小さくて、頼りなくて、「私がこの子を守ってあげなくては」と誰しも思ったことでしょう。
けれども、子どもは日々育ちゆき、自分の生を生きだします。

実は、大人が思っているほど、子どもは無力な存在ではなく、その小さな体の内に素晴らしい力を秘めています。そして、大人が思っているほど、子どものためにできることはありません。
そのことは、頭ではわかっているつもりでも、実感することはとても難しいことだと思います。
あひるの森では、共同保育を通して、子どもの本来の姿に気づき、そして共同運営を通して、これまでの子どもや子育てに対するイメージを問い直していきます。
その中でこれまで当たり前と思っていたいろんな思い込みがひとつずつほどけていき、少しずつ子どもを見る目が変わり、子どもとの向き合い方が変わっていきます。
そうして、少しずつ「子ども自身が自分を創る」ということを実感していくのです。

そして、それと同時に自分自身の生き方、日々の暮らしにも変化がおこってきます。

我が子に「こう生きてほしい!」と思い、あひるで過ごすうちに「私がこう生きたい!」にも繋がった。そんな場所。

母として、妻としてではなく、一人の人間としていきている実感。あひるの森は自分を生きなおす場所。

まず母が幸せに生きること。それが一番の子育てだったなんて、あひるの森に来なければ絶対に気付けませんでした。

あひるの森にきたら、ワクワクして子どもを見られるようになって、子育てが楽しくなった。

あひるの森で子育てをしている仲間たちの声です。
「子どものために…」と参加したのに、気がついたら自分が変わっていた、楽になった。あひるの森はそんなところです。
そしてそんな大人たちに見守られて育つからこそ、自分を「生き」て、自分を「活か」す、そんな子どもたちが育つのです。
子ども自身のもつ「生きる力」が子どもを信じて見守る大人たちとともに生きる中で開花され、よりよい自分、なりたい自分を創っていく力となるのです。